【概要】 産業経理協会とスタンダード機構は、経営管理の実務において重要性の高いテーマを取り上げ、経営企画部、経理部、監査部、人事部など会社の現場のみなさまにお集まりいただき、企業価値を高めるためにこれからの経営管理の実務のあり方について、自社の取り組みと疑問点を情報交換する交流会を開催しています。
経営管理が扱う領域は幅広く、財務会計、内部統制などの制度対応だけでなく、業務意思決定のための原価管理、設備投資ならびにM&Aの意思決定、組織戦略管理や経営改善のための業績管理、バランススコアカード、活動基準原価計算、KPI管理、情報システム、人材育成といった現代的な課題を含みます。失われた20年と言われて閉塞感が強まる中、会社の企業価値を高めるため経営管理の実務はどうあるべきかを他社のみなさまとの意見交換の中で考え、ヒントを見つけていただければ幸いです。
今回は、経理部が担うべき機能について議論します。
戦後レジームの重要問題に疑問符を呈することなく、バブル経済崩壊に突入した平成の政治は混迷を極め、規制緩和、構造改革、国際化なるものがアプリオリな至上命題のごとく人口に膾炙され、一見抗いようがないと見えてしまうそれらの概念の影響が、最近の企業の経営戦略や組織管理のあり方にも少なからず影を落としています。
経理部の周辺では、金融ビッグバン以降の際限のない会計制度の継続的な国際化、決算の早期化、経理人員の削減と業務処理のIT化に加えて、財務報告の信頼性を担保する観点から、先行事例として必ずしもふさわしい手本とは言えない米国の所作を拙速に輸入することによって、金融商品取引法に基づく内部統制の評価システムの構築が制度化されました。このような外部環境の矢面に対峙してきた経理部は、多くの資源を株主資本主義から演繹される制度対応に投入せざるを得ない振る舞いを続けてきたと思われます。
しかしながら、経理とは、その語源をたどれば、決まりをつけて治め整えること、経営を処理すること、経営を管理することを意味するようですから、その役割も資本市場の視点だけでなく、経営の視点で定義されるべきです。
そこで、今回は、金融ビッグバン以降の経理部を取り巻く実情を振り返りながら、これからの経営課題との関係性の中で経理部を位置づけ、2012年から今後5年間を展望して経理部が担うべき機能は何かを議論します。
みなさまのご参加をお待ち申し上げます。
【プログラム】 1.今回の論点の説明(弊社コーディネータが担当) 論点1:経理部を構成する下部組織(例:戦略情報課、原価計算課、会計課、予算課)、各下部組織が担う目標と役割 論点2:金融ビッグバン以降、経理部が取り組んだ財務会計上ならびに管理会計上の課題 論点3:2012年から5年間を展望し、貴社が抱える経営課題の解決のために経理部が担うべき機能 2.各社の事例紹介 3.自由討論 ※意見交換を円滑にするため、参加者のみなさまには開催に先立ちあらかじめ、他社と共有したい課題、自社の取り組み状況、疑問点をとりまとめてお送りいただきます。
■申し込み: 電子メールにて承ります。 団体名、ご芳名、ふりがな、部署・お役職名、電話番号を明記のうえ、 INFO@STND.ORG までお送りください。 ※お申込後、電子メールにて請求書をお送りします。 ※請求書送付後のキャンセルの場合、同額のキャンセル料を申し受けますのでご了承願います。
■お問合せ: 株式会社スタンダード機構 事務局 (担当:高橋) 電話番号: 03-(6671)-5078(代表)
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【主催】 財団法人産業経理協会、株式会社スタンダード機構 【日時】 平成24年6月8日(金)16:00〜17:30 【会場】 東京都千代田区神田淡路町1-15-6財団法人産業経理協会 【対象】 経営企画、経理財務、内部統制、監査を担当される方 【費用】 無料(産業経理協会賛助会員) 5,250円(賛助会員以外の会社様)
※費用は、1社あたりの金額です。貴社より何名参加されても同じ金額となります。 |
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