■ 2017年5月29日 巨額の横領が発覚しました。
社長は知識と情報を持った専門家を呼びました。
取引を調べる。
証憑を調べる。
承認権限を調べる。
情報システムを調べる。
そして報告書がまとまりました。
ところがそうやって特定した複数の原因は、どれも本当ですが、どれも嘘でした。
たしかにそれらが横領に関係している点では本当です。
かたやそれらの事実に底流する根本原因が別にあるという点では嘘だということです。
知識や情報など、ものごとをとらえるために必要な人間力を支える特定の一分野の科学にすぎません。
専門家にはこれがわからない。
知識と情報に自分をまるごと身売りしているからです。
ものごとの全体に、その核心に、もっと言えば、その人間に迫ろうとしない。
そしてますます自分が背負ってきた知識と情報から逃れられなくなるのです。
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