■ 2017年6月3日 「なんだか変わった言葉だね。どこの出身?」
18歳になって初めて、自分の話し言葉がなまっていることを知らされました。
それ以来、私は人が口にする日本語の発音に注意深くなりました。
半年ほど経って同じ同級生が言います。
「かなり標準語に近づいたね。」
気がつけば、私は東京では別の人格に入れ替わったみたいに、田舎言葉を話すことができなくなっていました。
標準語とはどういうものか。
標準語で人と人が理解できるのか。
いまだにわかりません。
しかしこれだけは自明です。
標準語なるものを話そうとしている私は、家の中でよそ行きの礼服をまとっているようなもので、内と外がちぐはぐなのです。
「創世記」は伝えます。
天にも届く塔の建設をもくろむ人間に降臨して、エホバがバベルを起こした。
その人間たちが、単一の民で寄り集まり、単一の言葉を用いていたからである。
お互いの言葉が通じ合わなくなった人間は、塔の建設を断念し、全地に離散させられた。
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