◆情報交換会 第2回内部統制スコアリングモデル勉強会(仕入・買掛債務管理プロセスのKPI)

 

【実施報告】

スタンダード機構(STND)は6月9日(金)、第2回内部統制スコアリングモデル勉強会を開催しました。

 

第2回のテーマは、仕入・買掛債務管理プロセスのKPI。この分野は、不正や誤謬が多く内部統制の観点

から重要なプロセスであることから、前回を大幅に上回る35団体の民間企業の経営管理監督者が参加

しました。

 

冒頭、スタンダード機構スコアリングモデル運営事務局から、仕入・買掛債務管理プロセスのKPIを概説

した後、参加者による自由討論に入りました。

 

参加者においては、仕入・買掛債務管理プロセスの内部統制を整備し運用する必要性を認識しつつ、

仕入計上の事務処理を適正な水準で効率化しなければならず、両者のトレードオフをどこに設定する

べきかが悩ましいという問題が認識されていました。

 

そもそも仕入先の評価基準としていかなる基準を設けるか、仕入先の自立を促しながら共存共栄できる

ような仕入先との良好な関係とはいかなる姿かという観点から、仕入先との間で長年構築してきた日本

的商慣行の見直しの必要性について意見が交わされ、各社において仕入・買掛債務管理プロセスで認識

しているリスクの内容に差が見られました。

 

経理の観点から、製造業や小売業において、仕入計上のタイミングを早期化する取り組みが発表されま

したが、他方、商社等の業種のように、仕入現物を確認せず納品書だけが唯一の証憑の場合、仕入計上

の早期化が容易には進まない現状も発表されました。

 

その他の論点として、望ましい購買コストの削減方法について意見交換され、単純な値引交渉だけでなく、

仕入の中身に立ち入ったコストダウン戦略、原価企画で対応している実例が発表されました。

 

【概要】

スタンダード機構では、内部統制スコアリングモデルを構成する130個あまりの重点評価項目(KPI)を

素材に、企業の皆様との意見交換を通じて、経営管理手法の改革や内部統制報告制度におけるモニタ

リングのポイントを整理する機会として、スコアリングモデル勉強会を設けております。

 

今年度は平成18年5月から平成19年2月まで全10回にわたり、経理財務を構成する重要プロセスごと

に勉強会を開催します。

 

第2回は、不正が起こりやすく内部統制システムの構築において重要性の高い仕入・買掛債務管理プロセ

スについて、意見を交換していただきます。

 

みなさま万障お繰り合わせの上、ご参加いただきますようお願い申し上げます。

 

【日時】 平成18年6月9日(金) 18:30−20:30 受付を終了しました

【場所】 東京都千代田区神田淡路町1−15 財団法人産業経理協会 

【費用】 無料

【対象】 内部統制部門、経営企画部門、監査部門、経理財務部門の管理監督者、スタンダード機構認定

コンサルタント

【基礎資料】 研修用公式テキストをご持参ください。

 

【お申込】

電子メールにて承ります。団体名、ご芳名、ふりがな、部署・お役職名、

電話番号を明記のうえ、 INFO@STND.ORG までお送りください。

 

◆ お問合せ・お申し込み  

 電子メール: INFO@STND.ORG 

 電話番号:  03-6671-5078(代表)

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